未分類 01 プロローグ もうずっと、つきまとわれている気がする。 立ちどまって、うしろを見る。電信柱の向こう側で、長身の男がいた。初めてこちらに気がついたように顔をあげる。 「おはようございます、楓子(ふうこ)さん。偶然ですね」 彼は怜悧な顔立ちに、微笑みを浮... 2019.06.22 未分類