未分類 09 海上の蜜事 しっとりと優しく口付けられて、頭の芯が痺れていく。滑り落ちそうになったティーカップを、彼の手が引き受けてテーブルに置いた。その間も、ヴァルはやわらかく食むようにローゼに口付けている。 「ん……っ」 右から左へ、ぬるりと彼の舌が唇を這った。... 2020.06.18 未分類