未分類 08 二度目のキス ヴァルは正面からローゼを見下ろして、わずかに眉を寄せた。 「体が冷えているな」 「そ、そうでしょうか」 「春とはいえ、海上は風が強い。中に入ろう」 ヴァルに促されるまま船室に入る。ローゼとヴァルの部屋は分かれていたが、彼はなんの躊躇いもな... 2020.06.15 未分類