未分類 09 一夜の記憶(1) ――シュゼット。 たゆたう意識のなかで、その声をシュゼットは聞いた。 使い慣れた自分のものとはちがう固さの、ベッドの上だ。 ――少し水を飲んだほうがいい。起きられる? 力強い腕に、背中をゆっくりと起こされた。視界に映るのは、薄闇に沈む見慣れ... 2020.06.09 未分類